そいつは俺と一緒で、話しかけて来てる男をウザがってる感じだ。


「嫌がってんじゃん。」


俺は、気がつくと助けていた。


「ありがとう。」


「別に・・・。てか、男嫌いなのになんで合コンに来てんの?」


「人数合わせに、連れてこられたのよ。」


「なんだ、俺と一緒か。」


「で、あの人は?」


「え?」


そいつは、一成を指差した。
一成は女と一緒に歌っている。


「あぁ、葉山 一成。俺の親友みたいなもん。」


「そう。」


「で、どうかしたのか?」


「一緒に居る人、あたしの親友なの。」


「そっか。まぁ、一成だったら安心していいよ。」


「よかった。で、名前は?」


「は?俺?」


「他に誰が居るの。」


まぁ、いいか。
こいつは、他の女とは違うし。


「外山 悠斗。そっちは?」


「あたしは、柊 愛那。よろしくね。」


「おぅ、お前はちょっと変わってるし、仲良くなれそうだ。」


「そうね。あたしもそう思うわ。」


そのあと、携番とメアドを交換した。
愛那は、今までの奴らとは違う。
仲良くなれそうな感じがしたんだ。