俺たちは、話をしながら水族館に向かった。


「あっ、見えて来たぁ!!」


「おぉ、ほんとだ。」


愛那がはしゃいでいる。
他の女だとウザイと思うことも、愛那がやるとなんでも可愛くて許してしまう。


俺、かなりハマってんなぁ、、、(笑)



「あぁ~!!」


愛那が急に大きい声を出した。


「どうした?」


「イルカだぁ!!かわい~☆」


「そうかぁ?」


俺が、そう言うと、、、


「可愛いじゃん!!」


反発して来た。
イルカより愛那の方が可愛い///


俺、マジでヤバイな・・・。

などと思いつつも、やっぱり愛那を見てしまう。



「悠斗?どうしたのぉ」


「えっ?別になんでも。」


「あやしぃ~。まぁ、いいやぁ!!」


鋭い、、、
あせったぁ。バレたかと思ったし。


それからも、愛那は『可愛い』を連発した。
動物が好きなのか?


「愛那、そろそろ帰るか?」


「うん。」


愛那は寂しそうな顔でそう言った。


「次は、動物園に行くか?」


「いいのぉ?動物大好き!!」


やっぱり、動物好きなのかぁ。
愛那の笑顔が見れてよかった。