授業中、ずっと目線があつまる。それもそうだろう、態度すごく悪いし。

「夏木、なんだその態度は!」

 さすがに先生に注意される。めんどくさいなぁ。里音のマネでもしよう。

「何が?オッサン」

 さすがに先生も固まる。まぁ、あんな委員長キャラはホントは自分のキャラじゃないし、こっちのほうが楽。

「夏木、オッサンとはなんだ?」
「いまどきオッサンもわからないの?そんなのが教師やってていいの?」
「なっ!そういう意味じゃ・・・」
「あのさぁ、退屈。そんな簡単な問題間違えているのなんか聞きたくないからー。なんで間違えに気付けないの?」

 周りからクスクスと笑い声が聞こえる。先生も恥ずかしいのだろう。

「夏木ぃ!今すぐこの教室からでてけぇ!」
「わかりましたぁー」

 私はバックを手に取り、教室を出ようとした。