「どこがちょっと何だよ?」
口を出してきたのは高橋の隣にいた五十嵐君。

「みんな知ってるんだよ、あんたが高橋の事が好きだって、隠し撮りがあるって噂もあんじゃねーか」

「隠し撮りなんてないわよっ!もうっ何なのよ!」

「…もう、やめろよ」
高橋が冷静な感じで言った。
「俺の…彼女が見てる…」
「彼女…?」