気づけばあたしの足はもう動いていた。
高橋が…楓さんの告白をうけるのか…
見たところで悲しくなるだけかもしれないけど、でも…
いかなきゃいけない。
そんな気がしてなんないんだ。
「いた…。」
四階の階段に、楓さんと高橋がいた。
ここは特別な時以外あまり使わない階段だから、告白スポットとして有名だ。