「でもね、あたし、恋って…すごくすごく楽しくて、幸せで、切なくて、愛おしいものだって事はしってるよ!小学生のころよんだ少女マンガにかいてあったの…」
何でだろう。
なんで、高橋にはこんなに話すんだろう。
あたしのことを…

男子となんか、ろくに話したことないのに…



ちがう。きっと、あたしが話したいんだ。
あたしは気付いていた。高橋は普通の男子とは違う存在であることを。