「えー」
と言われながらも
すでに琴美はまさるの裏に
ちょこんと座っていた…。

「おいおい」


「レッツゴー」
と琴美はハシャぎバイクを走らせた


「うちらも外行きません?」


「そだね」


って言ってる間に
琴美が帰って来て


「次私ー」

と先輩が言いバイクの裏に乗った


「いってらっしゃ〜い」




「うちらも誰かに
バイク借りて乗らない?」

「乗ろう乗ろう!!」


私達はフザケテ近くにいた
男の子に話を掛けようとした


少しクールそうで
バイクをイジっていた


「なにしてんの〜?」


「いや…なにも…」


「カッコいいね〜君」

と少し照れながら言った

「嫌、全然」


「何歳なの?」


「17です。」


「17〜〜??」


少し大人っぽい
男の子だったから
私は少し驚いた…


「大人っぽいね〜」


「そんな事ないですよ」


「てかバイクどうかしたの?」


「はいバイク調子悪くて」

「まぢか…大変だね。頑張ってね」


「はーい」


と言われ男の子に
バイクを借りるのは辞めた…。