まだ熱いけど、はふはふしながら口に詰め込む。
こんな、明らかに急いでますぅ!みたいなやり方じゃさすがに怒られるかなって思ったけど……先生は黙ったまま。

まずい。
言葉もでないほどに怒らせたかな……。

今日の内容を考えればそうなってもおかしくないのは分かってたから、チラって横にいる先生を見て……。
驚いた。


「……先生。顔が赤いんですけど」
「うるせぇ! こっち見んな!」
「痛いっ!」


ぐいって頭を押されて、首に痛みが走る。
……けど。

せんせい。
口許を片手で覆ってるけど、赤い顔は隠せてないんですけど。

首を押さえながらじっと見てると、先生と目が合いそうになって慌てて目を逸らす。
これ以上の首への負担は危ないし。

でも、これってもしかして。