料理教室に関しては、やけにこだわって、強引だったパパ。
その理由と、生徒があたしひとりの理由にも納得しながら、ママの作ってくれたハムエッグを食べる。

生徒がひとりなのは、先生のあまりの口の悪さに、生徒がこないのかと思ってたけど。
違ったのか。

まぁでも、見るからに接客向けじゃないしな。

顔もまぁいいし、お金持ちだから、先生目当てなら教室も成り立ちそうだけど。

でも、あれだけ熱血に教えられたら、先生狙いだけで習いにきた人はやめていくだろうし、結局無理か。

はぁってため息をつきながら、フォークに刺したタマゴをパクって食べる。

椋ちゃんも今頃、朝ごはん食べてるかな。


とにかく。
今日の料理教室だけは、早く終わらせなくちゃ。