『ごめん、櫻井……』
『俺の方こそ……押し倒そうとしてごめん。
しかもなんかヘタレですみません……』
『櫻井は悪くないよ。悪いのはあたしだもん』
『いや、どう考えても俺だって。
キスした上、押し倒そうとまでしちゃうしホント……地獄に突き落として欲しい気分』
『地獄って、そこまで……』
『でも、その前に野田を地獄送りにしてやるけど』
『ああ……それはぜひ。あたしも手伝う』
お互い謝りあうだけで終わった昨日。
本当だったら気まずさを残したまま翌日を迎えてるハズだけど……。
今日ばかりは、そんなわけにはいかない。