明るい……?
うわっ 学校っ!
ガバッと起き上がり前髪をかきあげて、またバッタリとベッドに倒れ込んだ。
昨日と今日は休校日だ
にしても今何時よ~
あくびをしながら天井を見て、いやーな予感。
ここ圭吾さんの部屋じゃない?
昨夜の記憶が一気に戻って来た。
誰か夢だと言って。
ちょっと迫られたくらいで気絶って、ありえなくない?
子供っぽくて恥ずかしすぎるわ。
あの後、意識を取り戻した時もすごく恥ずかしくて、混乱してて
圭吾さんは『急ぎすぎた僕が悪い』って言ってくれたけど
はぁ~ どうしよう
とりあえずもう一度起き上がってみると、サイドテーブルの上にわたしの携帯と金魚のぬいぐるみが並べて置いてある。
今の時間は――十時!?
この家に来てから、休みといえどこんなに寝てた事はない。
あー もう一ついやーな予感
誰かわたしの部屋にわたしを起こしに行ってない?
ひょっとして圭吾さんの部屋に泊まったってみんな知ってる?
携帯の下に二つ折の紙が置いてあるのに気づいて開いた。
圭吾さんの走り書きで、神社の用事で出かけることと圭吾さんの用事が済むまで彩名さんと一緒にいてほしいと書いてあった。
最後に『昨夜の僕を許して』――って、許してほしいのはこっちよ