「あのさ、俺の従兄が2人に会いたいって
言ってるんだけど、会いに行かない?」


リクくんが申し訳なさそうに言う。


 
「行く!

ね、ルナも行くでしょ。」

 
と、言われ腕を掴まれた。


「あ、ほんと?助かる。

コハクさんも居るらしくて。」


「えー、ホント?

すっごく緊張する。」


 

 

……こういう時に声が出ないというのは
本当に不便だ。

それに2人の盛り上がり方がすごい。

 
コハクさんって誰?

緊張する?

めんどくさい。





「ルナぼーっとしないで。行くよ!」

  

どこに行くって言うんだ。