桜散っちゃったな。 ボーッとしながら歩いてたら 話し声が聞こえた。 『ねぇ櫁(ミツ)? …アタシの彼氏になんない?』 所々しか聞こえないけど 告白じゃん! 早くその場から立ち去ろうとした。 『は? お前甘くねぇからムリ。 もう俺に関わんなよ。じゃあな。』 その言葉に足が止まった。