姫華は姫華で学食の無料券とスペシャルオムライスで頭がいっぱいだった｡


よく考えたら､宏ちゃんの助手してたら部活帰りの優哉くんと一緒に帰れるよね!!


私はニコニコしながら宏ちゃんに別れを言い､教室に戻った｡






私は帰り支度をし､校門で優哉を待った｡


待っている間に沢山の人達が通り過ぎる｡


遠くの方から何やら集団が校門に近付いてきた｡


バスケ部のみんなだ!!


その中から優哉を見つけた｡




『優哉くん!!』


姫華はピョンピョン飛び跳ねながら優哉に手を振った｡


「｢姫華!?｣」


優哉と咲人の声が重なった｡


２人は同時にお互いを見てから姫華の方を向いた｡


『あっ咲ちゃんもいる｡』


「俺はついでかよっ」


『ごめんごめん｡』


姫華は笑ってごまかした｡


「っていうか姫華どうしたの？」


『ん？えっとね､宏ちゃんのお手伝いして遅くなったから､優哉くんと帰ろうと思って♪』


姫華は照れながらエヘヘと微笑んだ｡


その姫華の可愛い姿にバスケ部部員が皆､胸を打たれた