明日はクリスマスイブ。私はまだ言えないでいた。
いやね、別に言わなくても良いんだと思うんだけどね、うん。
何となく言わなきゃいけないのかなーって……。
期末テストも無事(?)終わったし後は、この課題だけ。
そして今、私は泉さん家にいます。何故だか目の前には豪華なご馳走が並んでる。
「逞さん相変わらず素敵な料理の腕をお持ちですね」
「いやー、どうしよ慎。俺、奈緒ちゃんに褒められちゃった」
テへッて効果音聞こえたのは気のせい?
「うぜー」
そうなんです。予想外の逞さんの登場に泉さん、ちょーっと機嫌悪いんですよね。
「で、二人はクリスマスどうすんの?」
―――――― ドキッ
私は箸をくわえたまま固まってしまった。
顔が熱くなるのが分かる。
「あー、クリスマス会うけどね」
サラッと言った泉さん。さらに体が熱くなっていくのを感じる。
「そっかそっか。じゃー、明日は予定ないんだ」
―――――― ギクッ
「あれ?なんかあるの?」
「え、そうなの?奈緒ちゃん」
やばい。
私は箸をくわえたまま視線を横に逸らした。
「え、奈緒ちゃんもしかして男?」
うん、逞さん地雷踏んだかも。
「奈緒ちゃん?」
箸を奪われ、ぐるっと向かい合わせにされる。
あぁ、泉さんの真っ直ぐな目には敵わない。
「……」
「奈緒ちゃん?」
「あのね」
「うん」
「誘われたんです」
「誰に?」
「あの、誰って訳じゃないんですけど……」
「ん?」
「…そうに……」
「ん?」
「ぼ、暴走に誘われました!」
『……』
あれ?沈黙っすか?
恐る恐る顔を挙げると……。
うん、怖いです。泉さん。
いやね、別に言わなくても良いんだと思うんだけどね、うん。
何となく言わなきゃいけないのかなーって……。
期末テストも無事(?)終わったし後は、この課題だけ。
そして今、私は泉さん家にいます。何故だか目の前には豪華なご馳走が並んでる。
「逞さん相変わらず素敵な料理の腕をお持ちですね」
「いやー、どうしよ慎。俺、奈緒ちゃんに褒められちゃった」
テへッて効果音聞こえたのは気のせい?
「うぜー」
そうなんです。予想外の逞さんの登場に泉さん、ちょーっと機嫌悪いんですよね。
「で、二人はクリスマスどうすんの?」
―――――― ドキッ
私は箸をくわえたまま固まってしまった。
顔が熱くなるのが分かる。
「あー、クリスマス会うけどね」
サラッと言った泉さん。さらに体が熱くなっていくのを感じる。
「そっかそっか。じゃー、明日は予定ないんだ」
―――――― ギクッ
「あれ?なんかあるの?」
「え、そうなの?奈緒ちゃん」
やばい。
私は箸をくわえたまま視線を横に逸らした。
「え、奈緒ちゃんもしかして男?」
うん、逞さん地雷踏んだかも。
「奈緒ちゃん?」
箸を奪われ、ぐるっと向かい合わせにされる。
あぁ、泉さんの真っ直ぐな目には敵わない。
「……」
「奈緒ちゃん?」
「あのね」
「うん」
「誘われたんです」
「誰に?」
「あの、誰って訳じゃないんですけど……」
「ん?」
「…そうに……」
「ん?」
「ぼ、暴走に誘われました!」
『……』
あれ?沈黙っすか?
恐る恐る顔を挙げると……。
うん、怖いです。泉さん。