「だぁかぁらぁ、ゲームすんだよ」
「いいよ、俺は隣で見てるから」
なんかもめてる気がする…。
なんでもめてんだろう。
ガチャ…。
ドアが開いた。
すると輝の顔だけが出て、言った。
「なぁ美嘉。兄貴が来るっつってんだけど、どう??」
どうって…。
「別に…私はいいけど…」
「な、言っただろ。美嘉は俺をのけ者にしないって」
「ふざけんな。美嘉がいいって言っても、俺は部屋になんて入れねぇ」
『じゃあ、なんで聞くんだよ。』と心の中でつっこんでしまった。
「美嘉、よく眠れたか??」
さりげなく勝手に入ってる気がする。
「ったく。もう勝手にしろ」
輝は諦めたみたいだった。
「美嘉、ゲームやろうぜ。兄貴は見てるだけだからな」
「へいへい、分かってるよ」
こうしてゲームがスタートした。
…が。