そして休み時間。
ひかりは誰もいないトイレの中に
セイラを連れて行く。


「ちょっと何でいるのよ!?」

「ひかりだけで行動するなんて
 危険すぎるでしょ?」

「バレたらどうするの!?」

「だからキーホルダーとして化けたジャン。
 でもそう簡単なことじゃないね。
 バレないようにジッとするのは辛い」


そもそも彼女ははじめ
キーホルダーなんかじゃないと
言い張っていたはずなのだが…。

それにある意味バレバレだと思う。


「それにさ…
 2人目を探さなきゃイケないじゃん」

「2人目?」

「戦士だよ!」


ひかりはすっかり忘れてしまった。
普通の小学生生活をエンジョイしていた。


「本当にキューブリックの奴らは
 いつ襲ってくるかわからないし…」

確かに初戦はコハクがいきなり
やってきたぐらいだから。

本当に突然のことだ。
油断も隙もありゃしない状態だ。