俺は昨日彼女と喧嘩した。
原因はきっと俺なんだろうけど。
付き合ってないときでも毎日毎日必死にメールしてきてたのに昨日初めて一通もこなかった。
初めて寂しいなんて思った。
「り・・理緒!」
梨沙・・・。
少し目が腫れてる。
昨日沙也に慰めてもらったらしい。
沙也がいってた。
『家まで送っていった。俺はないけど兄貴がちゃんとしねぇーと梨沙誰かにとられるぞ?』
わかってる。梨紗は他の男にすごく人気が高い。
目が大きくて髪は栗色のふわふわ。くせっけらしくなにもしなくてもそうなるらしい。おまけに色白で細くて小さい。
人形みたいだ。

「なに?」
「は・・話があるの!」
「うん」
「な・・仲直りしよう・・?」
「え?」
俺はてっきりふられるのかと思ってた。
「私がきのう悪かったの。それに理緒と気まずくなるのいやだもん」
こいつは絶対おれがどんな男になろうと一生すきでいてくれる。
そんなきがした。
「うん」
「あ、あのね。沙也から聞いたんだけど・・」
「うん」
「ある事件ってなに?」
ードクン
俺は一気に汗が出てきた。
そんな俺にきずいたのか梨沙は俺を包んだ

「言えないなら言わなくていいよ・・。ごめんね」
「・・・・」
なんでだろう。
梨沙に抱きつかれるとほっとする。
「言える日がくるまで私まってるよ?」
梨沙は優しく俺に言ってくれた。
きっと今言えなかったら言えなくなっちゃうきがした。
「ううん。言う」
そぉいって俺は少しためながら言い始めた。