待ち合わせは、いつもの駅。


藍ちゃんは、ミニのフリルのピンクのスカートにキャミソールとカーデと少し露出の高い服装だった。

とてもドキドキした。


そっと手を握ると、恥ずかしそうに笑いかける。

仕草の一つ一つがドキドキを倍増させた。



僕は、トオにあらかじめアドバイスをうけた通り、チェックインまでは買い物をしながら、街をウロウロとして楽しんだ。

チェックインの3時にホテルに入る。


広くて綺麗な白いフロントに行き、部屋に案内される。


部屋のドアをあけると
ウエルカムドリンクのシャンパンが置かれていた。


これ…飲むのかな…?


あれ?そういえば藍ちゃんは?

僕が振り返ると、感動で口を押えて顔を赤くしている藍ちゃんが、ドアの外に立っていた。


「どうしたの?入っておいで。」

「すごい…すごいよ~たっちゃん!夢みたい!」

部屋に入った藍ちゃんは更に大興奮で、3つある部屋すべてをウロウロしていた。


かわいい。



「藍ちゃん。まだまだ時間あるんだから、ゆっくり楽しもうよ。」

僕はテーブルに藍ちゃんを導いた。