子猫を見つけた藍ちゃんは
子猫を必死で
追いかけてるうちに
あんな高いところに
上がってしまった。


降りられなくなって
怖がっていると

子猫が寄って来て
藍ちゃんは
子猫と一緒に寝てしまった。



藍ちゃんのママが
お礼と挨拶に
まわったとき
そう説明していた。





藍ちゃんも
今度ばかりは
怒られたみたいで

目が真っ赤になって
まぶたは腫れていた。


ほっぺも真っ赤だった。



そんな藍ちゃんが
とっても可愛く思えた。




僕は

そっと近くに行き

ママの後ろにいる

藍ちゃんの手を

ギュッと握った。