なんか、ヤバくないですか?

なんとなく、嫌な予感。

そして、はっと、それが誰だったのか思い出す。

赤根、さん。

ヒデタダがこの間まで熱血漢に追いかけてたヒト。

ついでにいうと、彼女も、その時は、刹那のことが好きで、ヒデタダなんか相手にしなかった。

・・・そして、ヒデタダは、彼女をあきらめた。

できれば関わりたくないヒト。

けど、彼女はあたしを見すくめながら、まっすぐにこっちに向かってくる。