あたし個人としては、あまりお近づきになりたくないヒト達だ。


「そだ、紫苑ちゃん、ソルティードッグ作って」


小野田さんが言った。


「嫌だと思うけど、オレ、やることあるから、作り方、ヒデタダに教えてもらってくれる?」


いやだ。

顔で、思い切り訴える。

と、小野田さんは、ニンマリ笑って、逃げて行った。