「いいところに来てくれた。報告があるんだ。誰かに聞いてほしかった」

あたしは心を落ち着ける。

「みさきって、知ってるよね?」

「うん」

「また、義姉に戻るよ」


あたしは、言葉を失ったまま、前を見ていた。

どんな表情なのか、見るのが怖くて、刹那の方が見れない。