ヒデタダが、ぱって離れた。

あたしのケリが、届かない位置まで。

残念。

学習能力、あったか。

ヒデタダは、にっこりと笑ってる。

「よし。これで元通り」

言って、自分で拍手する。

「って・・・」

「そのままでいてな。あ、化粧落としたかったら、店に戻るといいよ。小野田さんが待機してる。

個人的には、そのままがいいと思うけど」

どうする?」