半分は、そうだったかも。 黙ってると、 「相手は、自分の兄貴と結婚したんだよな。それから、あいつ、きっちり、傷口さらして生きてた感じだったな」 「そこ、初耳なんですけど」 「え?そうだった?」 「うん。刹那そんなにヒドかったの?」 「オレはあいつのこと嫌いだけど、それでも、見てて痛々しいとは思ったな」