「ママ~海おっきいね~お船がういてるね~」



「本当だね~斗君、海初めてだもんね…」



(麗、初めてしようか)


あなたが、私と初めてのことがあると、言ってた口ぐせ…



「おっきい、お船に乗ったら、パパに会える?」



斗真には、パパは天国でママと斗真を見ていてくれてるよ…としか言ってない。



斗真はきっといつかパパに会えると思っている…



永遠に会えないという事をこの子が、理解できるのはいつだろう…


その時は、私もあなたがいないという事を、受け止めなければいけない…