透……



どうして透が亡くなって寝かされてる時に、最期の別れをしなかったのだろう



透の体には、二度と触れる事はできなかったのに…



あの時麗は、ぬくもりの感じない透に触れるのがこわかった。



ずっと麗を包み込んでくれた透は、あったかで、透がいなくなった事を実感したくなかった。