斗真は、家に着くと、疲れてそのまま眠ってしまった。



今日のママとのドライブを楽しみにしていたから



宝箱を麗はあけてみた。ハートのキーホルダのついたストラップを手にのせてみた。



11,24 T&R



「透……」



今まで我慢してきた透への想いが、あふれ出てきた…



声をおし殺して泣いた。



麗は今でも透を忘れはいない…ただ、思い出したら、自分がおしつぶされそうになるのがわかっていた。



泣いても戻れないあの日々に、後悔することばかりで…