「…行ってきます…。」
しぶしぶと立ち上がり、屋上の扉を開けて中に入ると、
後ろから「いってらっしゃーい」と呑気に言う、和樹の声が聞こえた。
…他人事だと思って…。
いや、実際他人事なんだけど。
「……はぁ…。」
教室までの階段を降りながら溜め息をこぼす。
なんか会いづらいな…。
少しとはいえ、相川くんの気持ち…疑っちゃったわけだし…。
「…あ。」
……でも会って何話すの?
今更ながらに気づいたことに、
思わず足を止める。
そうだよ。
言われるがまま来ちゃったけど、
会って何話すの?
今まで相川くんが喋ってくれたおかげで会話も弾んだし、
いつも相川くんから会いに来てくれた。
告白してくれたのも相川くんで……。
しぶしぶと立ち上がり、屋上の扉を開けて中に入ると、
後ろから「いってらっしゃーい」と呑気に言う、和樹の声が聞こえた。
…他人事だと思って…。
いや、実際他人事なんだけど。
「……はぁ…。」
教室までの階段を降りながら溜め息をこぼす。
なんか会いづらいな…。
少しとはいえ、相川くんの気持ち…疑っちゃったわけだし…。
「…あ。」
……でも会って何話すの?
今更ながらに気づいたことに、
思わず足を止める。
そうだよ。
言われるがまま来ちゃったけど、
会って何話すの?
今まで相川くんが喋ってくれたおかげで会話も弾んだし、
いつも相川くんから会いに来てくれた。
告白してくれたのも相川くんで……。