翌々日。


学校に集まっていた、
引率の教員1人と、
約100人の生徒が失踪。


靴は残されたままで、
事件性が疑われるとの
テレビのニュースや新聞記事。






それから数日経った頃、
真夜中の教室に少女の声が響いた。



「……え?
 人数足りない?」


そうして再びの、沈黙が訪れた。



数分後に、ざわめき。


それは大勢の生徒たちのものだった。






『次のニュースです。


生徒ら約100人が行方不明になっていた
××学園の事件ですが、
本日未明、ほぼ全員の無事が
確認されたとの事です。

残る数人についても、
現在、捜査は継続中です。



なお、事件当日に、
去年に起こりました、

同学園の生徒を含む、
99人が依然行方不明のままの事件の、

行方の掴めていない内の
1人の少女の目撃情報があり、
事件の関連性が疑われます。



それでは続いて、
週末の天気予報をお伝えします』





【百もの、語り・終】







とある一軒家の、とある一室。



「……なんで2回も見んの?」

「最初の5分、間に合わなかったからだ」

テレビの前に座る、2人の少年。



「いや、家で見なよ。
 姉さんが録画したの見せられたし、
 それ見たら3回目になるんだけど!」


再生されようとしているのは、
十日ほど前に放送された
心霊番組の録画されているDVD。


嫌がる少年を余所に、
もう1人はリモコンを手に取った。





「しょうがないだろ。
 見ようとしたら、
 プレーヤー壊れたんだから」

「余計見たくない!」

そう叫びながら、
クッションに顔を埋めた少年は、
ふと思い出したように尋ねた。


「そういえばさ、
 居なくなった人、
 全員帰ってきたんだって?」

「ああ、ほぼ全員、無事に帰ってきた」


返答に、少年は複雑な表情だ。



「……ほぼ……?」


しかし詳しく聞くのは、
怖がりな自分には向かないと、
少年は再びクッションを持ち耳を塞いだ。



そしてテレビには、
暗い画面が映し出され始めた。





【後日談・終】





お読みくださりありがとうございました(_ _*

好きなように書きまくっていたので、
意味の解らない終わり方になってしまっていて申し訳ありません;

この先のページは、
補完というか番外編というか、

こんな感じなので、
戻った人と、戻らなかった人がいます。

という話を書いていこうと思います。



『選択○○○』となっていて、
それぞれの話数の数字をつけています。


居なくなってる間や、
その後の事なんかの話です。

ただのふざけた話も混じります。多分。



ちなみに70話の話は
【法螺吹きテラー】という話を書いていて、
そこで過去の話と、
百物語の後の話も書く予定です。

学校中心、一話完結の怪談話(?)です。
キーワードの『変な話』からどうぞ。

ご興味がありましたら、
読んでいただけると嬉しいです。







気がついたら、何も無い場所に居た。

さっきまでいた、
たくさんの人も、蝋燭も無い。

本当に何も無い場所に座っている。


そして目の前には、
死んだはずのアイツが居た。

こっちも、
自分が死んだのかと驚いたけど、
向こうも驚いているようだった。


「……死んだの?」

彼に問いかけてみると、
困ったように笑って言った。

「わかんない」



状況は解らないけど、
とりあえずまた会えたから。


とりとめのない話を
いつまでも、2人でし続けていた。


よく解んないけど、
疲れも眠くもならなくて、
ずっとこうしていられたら。

そう思った。




どれだけ時間が経ったか知らないけれど
突然、目の前に白い空間が出来た。


周りは薄暗かったけど、
そこだけは光ってて、
先が見えなくて。



「いきなよ」


そっちを見ていると、彼が言った。


多分、戻れるんだ。

なんとなくそう思った。


だけど彼の方をもう1度振り返ったら、

もう、前を向く事は出来なかった。





気がついたら、光は消えていた。




【選択027・終】




目が覚めると、
いつもとは違う場所で、
いつもの奴が、足元じゃなくて

……頭の横に突っ立っていた。



ここはどこだ?

そんな事を思う前に、
目の前に現れた、靄のかかった光の中。

根拠は無いけど、
そこから逃げれる!

そう思った俺は、
目の前の男から逃げたくて
すぐさまそこへ飛び込んだ。


いや、だって怖いじゃん!


なんかここ普通じゃないっぽいし。

相手の独擅場だったら超困るし。

とにかく急いで逃げたんだ。




そしたら、
なんか学校だった。

そういえば、百物語してたんだっけ。


思い出して、
周りに居た奴と一緒に教室を出た。

警備員さんと出くわして、
なんか色々聞かれて、警察とか来ちゃって。


なんでそんな大騒ぎしてんの?

そう訊いたら、
なんか数日経ってたらしい。


そりゃ騒ぎにもなるわな。