「心愛。今から委員会あるんだろ?
教室わかんねぇから一緒に行くぞ」
「はいはい……」
「心愛ガンバってね~」
加波は楽しそうにあたしを見る
「は~い…
先輩に部活遅れるって行っといてよ?」
「了解っ
じゃあまたあとでね」
そそくさに加波は部活に行ってしまった
「お前、部活になんて入ってんの?」
「うん。料理部」
「へ~。今度作ってよ」
「イヤ。あたしはあんたの彼女じゃないの!!
てか、文化部は普通でも学祭の時期は忙しいのに……
なんで学祭委員なんかやらなきゃなんないのよ」
あたしはブツブツを文句を言う
「俺はうれしいよ」
へっ?
「心愛といられる時間が増えて」
ドキッ…………
この時の恭哉の表情はやけに真剣で……
思わず、目をそらした
「ば、バカじゃないの/////」
心なしか顔が熱くなった気がした………