「……………リオン」


「…はい」


「ありがとう‥」



俺はリオンを抱きしめ


優しく優しく…


頭を撫でた




リオンと浬音を比べる俺‥


リオンはリオンなのに


俺は……リオンを浬音として見ている



「リオン‥俺はお前が浬音にしか見えない……ごめんな」



俺はリオンを引き離すと


リオンの唇に自分の唇を重ねた



リオンは驚いていた


俺は‥ゆっくりと離れた