昔、俺と浬音は


夢を抱いていた



他人からしたら…


小さな小さな


夢‥



「…或都‥俺は浬音が大好きだった。誰よりも……大切だった。だが、父さんも同じくらい‥大切だった」



俺と浬音の夢…‥


それは…



「だから……いつか‥普通の親子になりたかった‥」



俺達の‥


小さな夢…‥



「普通の親子、ですか‥」


「あぁ……昔の話だがな」



俺はゆっくりと‥


歩き出す



…今はもう


叶えることが


できない夢



だからこそ……


俺は父さんを


倒さなければならない



新しい‥夢のために