だが‥


衝撃が強かったらしく


泰斗はよろめいた



…今だ!!!



俺は泰斗の腹を


力を込め殴った



「カハッ…」



泰斗は口から


血を吐き


床に倒れ込んだ



「‥ハァ‥ハァ」



俺はそんな泰斗を


見下ろした



……夜叉が

世話しただけあるな‥



俺は呼吸を整えた



すると泰斗が


顔を俺の方に向けた



「‥どうやら……俺の‥負けみたいです、ね…」



泰斗は虚ろな瞳で


俺をみた


「…ゲホッ‥!!!」


泰斗は口から


大量の血を吐きながら


囁いた