俺は泰斗に向かって


全力で走った



「…見苦しいですよ……玖音様‥」


シュッ…!!!!!!!


「っ‥」



泰斗が投げた


4本のナイフのうち


1本が俺の頬を掠めた



「…チッ」



泰斗が小さく


舌打ちしたのが聞こえた



俺は拳に力を込め


泰斗の顔めがけ


腕を突き出した



「っ‥!」



泰斗は瞬時に腕で


俺の拳を受け止めた