「…俺はずっと眞那菟を捜していました。最初は眞那菟は黒猫の誰かが匿っているのだと俺は思ってました」
「これは……」
「珀がくれたんです。眞那菟が最後まで会っていた人です」
春摩が差し出した写真には
眞那菟と……
父さんが写っていた
「春摩……お前、珀と知り合いなのか?」
「…浬音さんとよく会っていたんです」
「は?」
「黙っていて、すみません‥」
春摩は頭を下げた
…まさか
春摩も珀と知り合いだっとは‥
「まぁいい……なぜ珀がこれを?」
「眞那菟を助けてほしい‥と」
「‥何かあったのか」
「珀が言うには、眞那菟が脅されているらしくて‥」
眞那菟が……