「…じゃなくて。」


すると勇介が耳打ちをした。



「それを口実に夜抜け出せるかな、マネージャー」


「ば、ばっかじゃない!」


思わず勇介を突き放すとふふっと小さく笑った。

「戸惑いすぎ(笑)。そんなに嫌かよ。」



「最近の勇介は色っぽくて心臓に悪い!」

「愛奈よりは確かに色気…―っ」
「それ以上は言うなっ!!」

私が悔しくて勇介の口をふさぐと勇介は大笑いしてた。
笑ってるけど、女として少しは傷つくのよ?