─…
あれからまた、月日が流れた｡
あれ以来、ああいうことは言われていない。
メールとか電話は時々してる｡
無口な性格が影響してか､ごく稀にしか絵文字は使ってくれない。
ちょっと寂しいっていうね｡
メールしてて楽しいから、別にいいんだけど｡
…とまぁ、そんなこんなで､優斗とは仲良くなっていった。
─ある日のこと｡
風呂から上がり、髪を丁度乾かし終えた後だった｡
(( ♪～ ♪～ ))
不意に､携帯が鳴った｡
メールだ。
誰からだろう？
携帯を開いて､メールBOXを見た。
｢あ、優斗からだ｡｣
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
From:西野優斗
To :唯
本文:
今から俺ん家来れる?
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いきなりどうしたんだろう…？
まぁ､近いし、すぐ終わる用事だろうから行くか!
あたしはすぐに返事を打った。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
From:唯
To :西野優斗
本文:
大丈夫｡今から行くね!
_________________
メールを送信した後で気付いた。大事なことに｡
