──…
優斗が転校してきてから、一週間程経った。
今日は日曜日。
優斗を歓迎しよう!と、メガネヲタ…
もとい、あたしの友達が企画した歓迎会を行なった。
クラスみんなではしゃいで、凄く楽しかった。
今は、その歓迎からの帰り道。
あたしと優斗の家が同じ方面だから、一緒に帰っている。
会話は……なし。
いや、会話したんだけど、続かないというか…、
優斗が多分、基本的に無口だからか、あんま話にノッてくれないっていう。
あたしはそんなしつこくないから、
優斗が無口だと分かって、黙る。
だから結果的に静かになるのだった。
「…なぁ。」
「ん?」
黙っていた優斗が、口を開いた。
次に出てきた彼の言葉に、あたしは驚いた。