目が覚めると、見慣れない天井が目に入った。

あれ、私どうしたんだっけ・・。

何度か瞬きをして、ようやくここが保健室だと理解した。

「そっか、倒れちゃったんだ私」

そう言って身体を起こそうとすると、やけに重い。

視線だけを移すと、私の身体の上で奴が寝ていた。

嘘、何でこいつが寝てるのよ!

慌てる私、高鳴る心臓。

暫くすると、鴫宮が寝返りをうった。

ヤバッ、起きる!!

慌てた私は、とっさに寝たフリをしたのだった。