「なぁ、俺の顔に何か付いてる?」


玲央君はちょっとイライラしたような、
変なものを見るような目付きで私に言ってきた…



ほぇ…?あっ、私見すぎてたかも…
はわわっ‼どうしよ~…
とりあえず謝らなくちゃ‼泣


「ごっごめんなさい‼玲央君の顔あんまり綺麗だから見とれちゃった‼」


「……」

その時玲央は真っ赤になって固まっていた…

あれ?私、何か変な事言ったかなぁ…?
玲央君何で固まっちゃってんの!?

顔も真っ赤だし。熱でもあるのかなぁ?



「大丈夫?顔真っ赤だけど、具合でも悪いの?」

美桜はそう言うと玲央の額に手を当てて熱があるかはかり始めた…



う~ん…ちょっと熱いけど、熱は無いかなぁ。
いやぁ~もしかしたら私の手が冷たいのかなぁ…
どっちなんだろうビミョーだなぁ。