「まぁ詳しくは聞かねぇけど。…あーぁ遂に、星磨も告白すんだな―♪」


光樹は遠い目をしている。


思い出せばコイツにはいろいろと世話になったな……。


「あぁ。…なぁ光樹?」



「…ん???」




「ありがとな。」


久しぶりに素直な感謝の気持ちを伝えた。


「バッ!!!…別に俺は何もしてねぇだろ///」




あ…照れてる照れてる笑。





ふと思った…。

コイツも恋とかしねぇのかな?




中学んときから仲いいけど
いつも俺が相談してばっかで
コイツからは恋愛の話を
聞いたことがねぇよな…。




「お前はさ―
好きな女とかいねぇの????」


軽い調子で尋ねた。


もしいたとしたら…俺が力になって、光樹に絶対幸せになってほしい。




絶対に光樹にはハズくて言えねぇけど、コイツは俺にとって一番の特別なダチだかんな…。





「なんだよいきなり…。
…好きなヤツっていうか
気になってるコならいるけど…」


―――――♪♪キーンコーン
カンーコーン♪♪


「まじで!?…またそのこと詳しく聞かせろよ!!!」


「…あいよ。」


かなり気になったが
朝のチャイムが鳴ったので
自分の席に戻った。



…つーか光樹も密かに
恋してんだな……。



まぁそれが普通かもな。


健全な男子高校生だし。





俺だって……、
早く月穂と…………///////




って朝から何考えんだ俺!!!!




今から授業だし、集中しねぇと!