「星磨―♪おはよ!!!」
あれから2日後。
「おぅ!…もう大丈夫なのか?」
玄関を出るとすぐ、
月穂がいつも通り
元気にあいさつをしてきた。
「おかげさまで!
…いろいろ助かったよッ。
星磨、ありがと!」
すっかり体調も回復したみたいで、俺も安心だ…。
つーか、月穂が元気ねぇと
俺もかなりつまんねぇし!!!
それに……………
「全然い―って♪
…アイスだろ?笑」
「えッ!!!
………やっぱり覚えてたの!?」
俺、言っとくけど
結構腹黒だかんな。
月穂も長いつきあいだし
いい加減分かってると
思うけど笑。
「当たり前だろ!
てか明日土曜だろ?
…俺、部活午前で終わるから
午後は空けとけ!!!」
「もぅッ!!!
相変わらず強引だなぁ…。」
月穂は頬を膨らましている。
月穂をいじめるのは…
…面白れぇ笑。
つくづく思うが
俺ってかなりのSだな…。
「そんなこと言うんだ―♪
…月穂ちゃん???」
ムキになって言い返してくると思ったのに………
「わかってるよ。
あたし…星磨がいてくれて、嬉しかったし、心強かったから…。…だから本当は感謝してる。」
「/////ッ!!!」
反則だろ!!!
…毎度毎度、
不意打ち過ぎんだよ…。
柄にもなく照れくせぇし!