月穂はベッドに横になり、
俺は部屋のソファに座った。



「…そういえば清水からノート預かってきた。」


そう言って月穂に
さっきのノートを渡した。



「…あ……。ありがと。」


月穂はノートを
枕元にある棚に置いた。


あと………。
「何かよく分かんねぇけど
清水が『頑張って』って
言ってたぞ…」


すると月穂は元々赤かった顔を更に赤くした。


「//////ッ!!!…亜美のバカ。
………星磨は気にしないで?」



…んなこと言われると
余計に気になるんですけど。


全くコイツも天然だな…。



まだまだ話していたいが
もうそろそろ眠ったほうがいいよな。


あんまり無理をさせると
なかなか治らないかもしれねぇし…。


「はいはい。笑
熱もあるんだし、もう寝とけ!」


「うん…。
………………ね…星磨?」


「ん???」

月穂が何か言いたそうだったので腰をおろして耳を傾けた。

「ありがと…。」


月穂は無自覚だと思うが
大きな瞳をウルウルさせて
かなり可愛いんですけど……。


「んなこといいから。
…だから早くなおせよ!
んで俺にアイス奢れよ!!!」




「……ん、わかった。」




崩れそうな理性と闘いながら
月穂が眠りにつくまで
傍にいて見守った…。