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「ん?……電話か。」



兄弟喧嘩もおさまって
母さんも帰宅し、
夕飯を食っていると
碧都の携帯のバカでけぇ音楽がリビングに鳴り響いた。



「もしも-し…綴未???
今?…飯食ってるよ―♪」



ラブラブだな、おい…。


俺と母さんはその様子を、
冷たくみていた。




なんつ―か
あの碧都がデレデレしてて
…正直キモい((笑



こんなバカで無神経な弟でも、好きな女の前では変わるんだな。



「…え?明日?…あぁ。いいよ♪…んじゃ、俺が迎えに行く!!!」



んだよ…早速デートかよ。





つーか
もう見てらんねぇよ…。



かなり見苦しかったので
速攻で飯を食べ終えて、
自分の部屋にこもった。




「彼女か…………。」


イスに座り一人呟いた。




今まで月穂とは、幼なじみとして付き合ってきた。


だからその分
告白するとなると、
かなり勇気がいる。




でも…近いうちに
直接、俺の素直な気持ちを
月穂に伝えたい。




このままずっと
微妙な幼なじみの関係で

将来、月穂が俺以外の男と
結婚するのなんか………

とても耐えられねぇし。







頑張れ…………俺。(笑)