「娘さんの命はもうそんなに長くありません」

えっ…?

どういうことかさっぱりわからなかった…

長くないって…あたし死ぬの…?

頭がかなづちで思いっきり殴られたような感じだった…

あたしは今お母さんと病院に来ている。
最近よく熱をだしたり
目眩を起こしたり
貧血で倒れたりすることがあったから病院に行ったら

余命1年…?

お母さんも驚きを隠せないみたいだった。
お母さんはしばらくしてから…
「余命1年ってどういうことですか…?娘はどこか悪いんですか?」

お母さんは今にも泣きそうだったけど必死に泣くのをこらえていた…

「娘さんは脳に萎縮がみられます。」

「治るんですよね?」

「最善は尽くしますが今の段階では原因が解明されていないので、治るのは難しいと思われます。」



あたし嶺川春奈。
この日から命のカウントダウンが始まっていた…