結城先生に連れられて入ったのは、何着ものドレスと、たくさんの試着室がある部屋だった。


「今からドレスの採寸をします。もう分かっているとは思いますが、ゴールドクラスはドレス着用なので。」


「はい。」


姫華の言ったとおりだ……。


「もうここで採寸してしまえば、自分の好きなものをオーダーメイドすることだってできる。もちろん私物のドレスを着てもいいの。」


「あたし持ってないです…。」


「心配しないで。何かあったらここを利用すればいいわ。」


「はい…。」


それからいろいろと説明を受け、選んでもらったドレスを着て教室に戻った。