_______________ 「サヤカは何処行くの?」 月日はあっという間過ぎて もう、忙しすぎて 笑いすぎて 24時間もある一日は ビデオの早送りのように早かった。 「私は東京の大学だよ」 「そっか。 はぁ~進路なんて、中3以来だよ」 「島だから高校はそこまで 悩んでないけどな」 疾風は大学のパンフレットを見て 口を尖らせていた。