慶太くんの言葉を聞いた瞬間に涙が溢れ出る。



信じられない…―!!



「夢……じゃないよね?」



思わず呟くと、慶太くんがあたしから手を離した。



「夢じゃない。好きだよ」



にっこり笑う慶太くんは少し顔が赤くなっていて。



それが、すごく愛おしかった。



「あたしも………好き」



恥ずかしくて小さくなってしまった声。