あと少しで、憧れの高校生。



そう考えるだけでなんだか前向きになれた。



鉛のように重かった足も、羽が付いたかのように軽い。



「楽しみだなぁー…」



そんな事を一人で呟きながら横断歩道に足を踏み出した。



その時。



全ての時間が止まった。